免疫細胞はいつどこで作られるについて

このページのポイント

-免疫細胞は骨髄もしくは関節の骨端細胞で作られる

-免疫細胞は重力の影響の少ない夜に作られる

-免疫細胞を作り出すためには十分な睡眠時間が必要

免疫細胞とは

免疫細胞とは簡単に言えば白血球です。
白血球の種類の中にリンパ球(T細胞、B細胞)や顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)、マクロファージ(単球)などがあります。

免疫細胞はどこで作られるのか

これらの大元は血液幹細胞といいます。

これが存在するのは胎児期は肝臓で、生まれると骨髓といわれています。

白血球に関わらず血球成分はすべて骨髄で作られるというのが一般的ですが関節の骨端細胞で作られるという説を唱えられている先生がおられます。

実際はその両方で行われているのが正しいのではないかと考えています。

免疫細胞はいつ作られるのか

免疫細胞が作られる時間帯は夜です。

なぜ夜なのか?それは血液産生には多量のエネルギーが必要であり、日中の重力下(立位2G、座位1.5G)では抗重力のためにエネルギーが消費され、血液産生にエネルギーがまわせないからです。

そのため免疫細胞を含めた血球成分を作り出すためには十分な睡眠時間が必要と考えます。

厳密にいえば睡眠時間というより重力の影響を受けないようにするため横になっておく十分な時間が必要なのです。

時間にして8時間以上が望ましいと考えられています。