私の薬局には、私の薬局の不妊治療を受けられて妊娠・出産された患者さんが、お子さんやご家族のことで続けて相談される方が多いです。
その中の相談の中で比較的多いのが、赤ちゃんのうんちに関する相談です。
出産された赤ちゃんのうんちがとても臭い、ガス(おなら)が多い、うんちの色が変(自分の母親に相談して実際みてもらってもやはり変だといわれる)
そういう症状とセットでよく相談されるのが、赤ちゃんが頭や皮膚を痒がるという症状です。
ご両親のどちらかにアトピーがあればかなりの確率でお子さんもアトピーになってしまうのですが、ご両親にアトピーがない場合、意外なものが関係していることがあるのです。
その意外なものとは普段赤ちゃんに飲ませている粉ミルクで、それが赤ちゃんに合っていないことが案外多いのです。
え?粉ミルクでどれでも同じじゃないの?
はい、同じじゃないんです。
え?じゃあどうすればいいの?
簡単です。
少ない量の粉ミルクを買うようにして、それが無くなる度に違う種類の粉ミルクに変えていけば良いだけです
その際に大事なのは記録です。
どの粉ミルクにした時、便の状態や皮膚の痒みなど大雑把でいいので記録していくのです。
そうすると、人によってですが、3~4種類使った段階で赤ちゃんに合っているものを見つけられることが多いです。
それで赤ちゃんの便の状態と皮膚の状態が同時に改善されるケースは結構あります。
きっと皆さんが思っている以上ではないか?と思います。
これは、粉ミルクの種類が赤ちゃんの腸内細菌のバランスに影響を与え、この腸内細菌バランスが腸管免疫に影響するためではないか?と思います。
まあ、実践することはそれほど難しいことではないですし、使い切って次を買っていけばめちゃめちゃお金がかかるわけでもないので、心当たりのある方はだまされたと思って試しにやってみてください。