アトピーの赤ちゃんとお母さんが来られました。

このお母さん、食事に問題があると赤ちゃんの皮膚の状態が悪化することは以前のブログで書きましたが、赤ちゃんのため、このお母さんや、おばあちゃんは様々なことをしているのです。

この良かれと思ってやっていることが結構悪かったりするのです。

ただ、本当にこういうのはやってみないとわからないし、しかもいろんなことを同時にやると何が良くて何が悪いのかわからなくなるのです。

この方の赤ちゃんはまさにその典型かもしれません。

あそこにアレルギーを改善する水があるといえば購入し、アトピーだった子供を治療したお母さんが開発した化粧水を使ったり、アレルギーを起こさないような離乳食を買ったり、なんちゃらクラブとかに良いと言われるものがあればすぐ試したり、おばあちゃんが人から聞いてよいと言われたものをすぐに試したり、でも症状は横ばいで病院も梯子して、試しては見るものの、なかなかよくならずの繰り返しの様でした。

そこでこのお母さんの体質を良くすることを重点に治療を行うことにしたのです。

赤ちゃんにはとりあえずお薬は飲ませず、お母さんに、お母さんの調子を良くする漢方薬を飲んでもらうことにしたのです。

漢方薬は最初胃腸を整えて元気にする薬でした。

その後、しばらくはこの薬でよかったのです。

そしてこのお母さんの調子が良いときには基本的にやはりお子さんの調子も良いのです。

ただし、症状には多少の波があり、良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、徐々に良くなってきました。

悪くなるにはなるのですが、悪くなる、頻度と度合いが減ってきたのです。

まあでもちょっとしたことが原因で悪くなったりもしました。

病院でもらった外用剤の中にも合わないものがあってそれを使うと悪化したりするのです。

でもいろんな種類の外用剤を使うため、それが原因とは突き止めることは通常難しいと思います。

そういうことを一つ一つ勉強しながら、赤ジャンのストレスにならないものを見つけていったのです。

つづく

 

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