今日病院でニキビの漢方薬を出されてトータル1年飲んでいる患者さんが来られました。そのかた最初はその漢方薬を飲んで調子よかったそうですが、一度止めてから再度悪化し、最近では顎までにきびが出てきて困っているそうなのです。
こういう場合、考えられることは3つあります。一つは漢方薬が合わなくなった。2つ目は生活環境が変わった、ニキビ用の化粧品を変えた。この3つがどうなのかをうかがうと、なんと3つとも変わっているのです。
そこで一つ一つチェックしてみることにしました。一つめは生活、特に食生活が重要です。でも以前の生活と比べて特に悪くなっている感じはありません。次にスキンケア、でも残念ながらこの日は化粧品類を持って来られていませんでした。そこで次に漢方薬をチェックしてみると・・・頬あたりのニキビには効いていた感じがあります。でも顎のニキビの原因になっている可能性があるのです。というのはこの方もともとオイリーだったのですが、ある時から肌がカサカサするようになったというのです。この肌質が変わった原因が漢方薬ではないかと思うのです。なぜなら、この漢方薬は苦いのです。そしてこの苦味は過剰になると皮膚を乾燥させたりすることがあるのです。
そこで漢方薬をうちで飲んでもらうことにしました。とりあえず1週間出して様子を見ることにしました。
ニキビの漢方薬を1年飲んでいる方が来られました
この記事の筆者

漢方薬剤師 谷 裕一郎
・薬剤師
・中国政府認定国際A級中医師
・JCC認定カイロプラクター
・東洋医学会会員
・関東伝漢研会員
広島の漢方薬局ハーブスでご相談をお受けする谷裕一郎です。国際A級中医師の資格を持つ漢方薬剤師です。
じっくり 懇切 丁寧 をモットーに、漢方のスペシャリストとして誠心誠意皆様の健康のお手伝いををいたします。
20年間漢方薬剤師として、生薬・漢方薬の調合、処方をしております。漢方薬局ハーブスは開局15年目になります。
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