このページは広島県広島市にある漢方薬局ハーブスの脳血管に原因があるめまいに関する情報ページです。
ここでは脳血管に原因があるめまいを原因を具体的に書いています。
脳血管に原因があるめまいについて
めまいを起こす原因の中で脳血管疾患が原因となっていることがあります。
そのような原因の場合は時として命に関わることがあります。
そのため、通常のめまい治療で改善しない場合は、CTやMRIなどの画像検査を受けてみることも一つの方法です。
ここではめまいを生じさせる可能性のある代表的な脳の疾患とめまいについて書いてみたいと思います。
脳梗塞とめまい
脳梗塞はめまいを生じさせる原因の一つで命に関わる疾患です。
ここでは代表的な脳梗塞の原因と症状とめまいについて書いてみたいと思います。
脳梗塞について
脳梗塞とは脳内の血管が詰まってしまう。
もしくは著しく脳内の血流が低下した状態で、それ以降の脳内を栄養する血管の流れが詰まるため、脳細胞が壊死してしまうことによって、さまざまな重大な症状を引き起こす疾患です。
この脳梗塞には大きく3つに分類されます。
アテローム血栓性脳梗塞
高脂血症や糖尿病などが基礎疾患となって、高血圧や加齢などの原因が重なり脳血管内に粥状の物質が生じて、
それが徐々に血管を詰まらせたり、それが血栓となり、以降の血管を詰まらせたりすることによって生じます。
多くの場合症状は片側性です。
心原性脳塞栓症
心臓内の血管で生じた血栓が、さまざまな原因で動脈を通って脳血管まで飛んでしまって脳血管を詰まらせる病気です。
この血栓を生じさせる原因となる代表的な疾患が心房細動、心臓弁膜症、心筋梗塞です。
この疾患は多くの場合、症状が両側性に発生し、重症化するケースが多いです。
ラクナ梗塞
ラクナ梗塞は一般的には1.5cm以内の小さな梗塞を指します。
これは脳内の深部の細い血管が詰まることによって生じます。
一般的には片側性で軽度なケースが多いです。
そして麻痺or運動障害かいずれかで同時に症状を発しない場合が多いです。
脳梗塞とめまいの症状
脳梗塞が原因で生じるめまいの場合は、めまいの症状に脳梗塞による症状を伴う場合がほとんどです。
脳梗塞による症状の代表的なものは、麻痺、感覚障害、運動障害などです。
このような症状が出た場合は速やかに病院で検査を受けるべきです。
脳出血とめまい
脳出血はめまいの症状を引き起こしますが、そのまめいの症状は脳内のどの血管が出血したかによって異なります。
脳を走行する主な動脈には内頚動脈と椎骨動脈があります。
それぞれその走行部位が異なることによって発症するめまいも異なります。
内頚動脈出血とめまい
内頚動脈は前頭葉や側頭葉を栄養する血管です。
内頚動脈が出血した場合、ふわふわ・ふらふらするめまいに多くの場合、
片側性の運動障害や感覚障害、言語障害、顔面の麻痺などを伴います。
椎骨動脈とめまい
椎骨動脈は平衡感覚をつかさどる部分を栄養する血管です。
そのためこの部分が出血して生じるめまいは激しい回転性のめまいです。
それ以外に小脳症状も伴うことが多いといわれています。
代表的な症状は思った通りに手足が動かせなくなったり、逆に勝手に手足が動いたり、ろれつが回らなくなったりする症状が出る場合もあります。
それらの症状は脳内のどの部位が障害されるかによって異なってきます。