ご紹介で患者さんが来られました。
症状はお腹が鳴ることだそうです。
この患者さん年齢的にはちょうど思春期で多感な時期です。
このくらいの年齢の方に腹が鳴るというご相談が多いのです。
一番気にされるのは静かな場所でお腹が鳴ることです。
どうしても学生さんなので、一番多いご相談は試験中にお腹が鳴ることです。
一般的にお腹が鳴る原因としては、早食いや空気を飲み込み(呑気症)、ストレスや緊張、便秘や下痢、乳製品や発酵食品の過剰摂取に伴う腸内細菌の乱れ、さつまいもに代表されるような不溶性食物繊維を大量に摂取するような食生活(菜食主義)など様々ありますが、これらのうち、私の薬局では、空気を飲み込む(呑気症)の方は一度も見たことがないですし、食生活に関わるところはある程度ご本人がコントロールできると思うのですよね。
この中でコントロールが難しいのは便秘と下痢、ストレスと緊張だと思います。
そのなかで、漢方薬局に来られる患者さんの原因として多いのがストレスと緊張なのです。実際のところ、これ以外の原因で来られた方はいないのではないか?と思うのです。
そして、この症状になる患者さんにはある程度の傾向があります。

すごく簡単にいうと、性格が心配性だということです。
すごく当たり前といえば当たり前ですが、楽天家の方は心配性の病気になりにくいのです。
不安神経症の診断がついてご相談に来られる患者さんは性格的なベースに心配性があります。
そして、決まっているわけではないですが、用いられる漢方薬にはある程度の傾向があるのです。
怒りっぽい人に使う漢方薬と心配性の人に用いる漢方薬の傾向は異なるのです。
この患者さんもお話を伺うと、心配性の性格的な面をおもちでした。
症状は3年前くらいからで、症状がでるのはやはり学校で、それ以外の場所では症状は出ないそうです。
もともと傾向としては軟便傾向で、お腹は痛くなりやすいということでした。
さらに、東洋医学的な問診や舌診、東洋医学的なその他のチェック行い、4つくらいあった候補の中から、漢方薬を1つに絞り込みました。そのお薬をとりあえず2週間お出しして様子をみていただくことにしました。
そして2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・多少良かったそうです。
そのため、同じ漢方薬をさらに2週間服用していただきました。
そして2週間後、来られた際に様子をお伺いすると・・・ここ最近は学校に行ってもお腹が鳴らない日が続いているそうです。

まだ、治療が終わったわけではないですが、とりあえず良かったです。
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