ご紹介で患者さんが来られました。
ご相談内容は・・・沢山ありました。
その主な症状を一覧表にまとめて来られていました。
頭痛、脳動脈瘤、中心性漿液性脈絡網膜症、吐き気、眼痛、右肩痛、右肘痛、右手首痛、右小指痛、子宮筋腫、右足小指骨折後の疼痛、左肋骨下痛等です。
この中でも特に頭痛、眼痛、吐き気が酷いという事でまずはここら辺の治療をしてもらいたいという事でした。
症状が思った以上に多かったので、これらの症状の関連性を整理するために、病気の起きた順番やどういう時にどういう症状が出るのかを改めて聞き直して整理してみることにしました。
そうすると、頭痛と眼痛は相当昔からで,、小さい頃からのようでした。
あとの症状は大体ですが、7~8年前以降に発症したものなので、まずは頭痛と眼痛の治療をするべきだと思いました。
そこで、まずは頭痛と眼痛についてさらに詳しくお伺いしました。
これらがど症例やタイミングで痛くなるのかをお伺いすると、頭痛は子宮が痛むときにも痛くなるそうですが、目を使った時にも痛くなるのです。そして眼痛は、目を使った時と頭痛時にも痛くなるそうなのです。

この話からどう考えても頭痛と眼痛はかなり深いつながりがありそうでした。
次に痛む場所を正確にお伺いしました。そうすると、頭痛は主に右の眼の上の眉毛付近一帯の痛みで、眼痛は右目周辺ということでした。他にも後頭部が痛くなることもあるそうですが・・・どう考えても右眉毛付近の頭痛と右目周辺の眼痛はものすごく隣接しているのです。これはむしろ一つと考えて良いのでは?と思いました。
次に頭痛、眼痛の発生する頻度についてお伺いしました。
そうすると、頭痛、眼痛の頻度は週に3~4日でほぼ月の半分は痛いという事になります。
そして一度痛みが出始めると短くて半日、長いと2日間一日中ずっと痛いということでした。
これらの話を総合すると、1か月の半分よりはもっと痛い期間は長い気がしました。
さらに、どうしてこの症状が出るようになったのか?そのきっかけについてお伺いしましたが、ご本人には心当たりが無いという事でした。
次に服用されているサプリやお薬についてお伺いしました。
お薬は高コレステロール血症のためのお薬、中心性漿液性脈絡網膜症のためのお薬、吐き気止め、頓服として痛み止めを服用されていました。
漢方薬は病院で出された五苓散を眼痛の頓服として使われていました。
サプリメントは特に服用されていないということでした。
ここでのお話で気になったのは五苓散という漢方薬を飲むと効くときと効かない時があるということですが、それがどうしてなのかは分からないということでした。
五苓散は漢方的には水毒を取り除くお薬です。それで症状が改善するという事は水毒の問題があるということです。
効かない時があるというのには2通りの考え方があります。
一つは五苓散が完璧にこの患者さんの症状に対して合っていない可能性
もう一つは眼痛、頭痛を起こしている漢方的な原因が水毒以外にある
です。

そこでさらに東洋医学的な問診やそれ以外の東洋医学的なチェックを行いました。
その結果、通常は水毒以外の原因があると考えることが多いのですが、今回の件に関しては、頭痛、眼痛を引き起こしている漢方的な原因は水毒がメインで、この患者さんの症状に対して完璧に合っていないという結論に至りました。
これは経験的なところからきているのですが、お話をお伺いして、恐らく幼少期に顔の右目周辺を強打したいことがあるのではないか?と思いました。
患者さんとそのお母さまに確認したところ、ご本人は覚えていなかったですが、お母さまはそういえばそういう事があったと言われたのです。そこで、過去の打撲に用いる漢方薬の中から、水毒が原因で起こる痛みに用いる漢方薬をピックアップし、この患者さんに合うと思われるものを選んでみました。
そして、この漢方薬をとりあえず9日分服用していただくことにしました。
そして2週間後、来られた際に様子をお伺いすると・・・
眼痛、および頭痛は劇的に減ったという事でした。
漢方薬を服用している間、ものすごくおしっこが出たそうです。

そして、眼痛、頭痛ともに痛いとまでの症状は出なかったそうです。重いという感じだったそうです。あとは狙ってなかったですが吐き気も前ほどではなくなったそうです。
これは予想外でした。これらの改善の状況は数か月続きました。頭痛、眼痛に関してはまだ複数の原因があり、もう少し治療する必要があるのですが、この頭痛、眼痛が軽減したことで、他に沢山あった別の症状が気になるようになったということで、現在はそれらを治療している最中です。
それでも40年以上患っていた眼痛、頭痛が9日間の漢方薬の服用で2~3/10まで軽減したのは良かったです。
まだまだ治療は続きますが少しホッとしました。
さらに
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