以前、顏の中心部分に湿疹?が出るようになって相談に来られていて完治した患者さんが、数年経って別件で相談に来られました。
病院で受診した結果、更年期障害だろうと言われたそうです。
そこで具体的に症状をお伺いすると・・・
ホットフラッシュ、頭痛、肩こりだそうです。
約3か月前に生理が来て、生理の出血がおさまって、5日したら突然多量の出血をしてからホットフラッシュが始まったそうです。
そのため、病院でホルモン補充療法を受けたそうですが、そのホルモン補充療法が合わなくて、その治療は止めたそうです。
そして、代わりに漢方薬を出されたそうですが、その漢方薬も合わなくて、病院での治療は諦めたそうです。
そこから現在まで、3か月生理が来ていないそうです。
現在は頭痛と肩こりには多少効くので命の母を飲んでいるのですが、ホットフラッシュは治まらず、頭痛も肩こりも完全に良くなるわけはないので再びご相談に来られたのです。
この患者さん職場が常に暑い環境なので、通常でも汗が出るのに、ホットフラッシュになってさらに辛いそうなのです。
そこで、問診を含め、東洋医学的に再度チェックしなおし、お薬を出しました。
やはり以前の状態とは違っていて用いる漢方薬も変わっていました。
そして、だいたい2週間間隔で相談に来られました。
服用されて最初の2週間で肩こりと頭痛は無くなりましたが、ホットフラッシュは相変わらず出てくることのことでした。
そこで再度薬をチェックしましたが、同じ漢方薬で良さそうだったので、そのまままた2週間服用していただきました。
そして、その2週間後、来られた際に症状をお伺いすると・・・
ホットフラッシュも落ち着いているそうです。
それ以降も2週間間隔でご相談に来られましたが、しばらくは同じ漢方薬でした。
そこから数か月後には生理がまた普通に来るようになりました。
そして、そこから数か月して同時に服用していただいている漢方薬の組み合わせの比率などは何度か変更しましたが、基本的に同じ漢方薬で大丈夫でした。
途中で不正出血などもありましたが、それも改善して治療開始から約7か月後に自覚症状も全くなくなり、東洋医学的な更年期障害の反応が消えたので治療を終了することにしました。
良かったです。
※さらに更年期障害に興味のある方はこちら⇒更年期障害