脊柱管狭窄症には漢方薬という方法があります。

脊柱管狭窄症の治療に漢方薬を使うということに関してピンとこない方も多いかもしれませんが、以外にも漢方薬は脊柱管狭窄症に関して有効な治療の一つだと思います。むしろ脊柱管狭窄症に限ってい言えば、整体などの治療よりももっと有効かもしれません。それはなぜなのか?それは脊柱管狭窄症は基本的に腰椎のずれや骨盤のゆがみなどによって生じるものではないからです。そのため整体で腰椎のズレの治療をしても治りません。そして脊柱管狭窄症を生じさせる原因はたくさんありますが、結局痺れるのはその部分に血流障害がおこるために生じるのです。そのためその部分の血流を改善してゆけば徐々に良くなってくるのです。もちろん飲んで翌日には良くなった!!みたいなことは起こりませんが、服用してゆくうちに徐々に効いてきます。漢方薬を飲んで脊柱管の狭窄そのものが消えるわけではありません。脊柱管の狭窄によって生じた血流障害を改善することによって鈍痛やしびれのような症状が改善してゆくのです。もちろんそういう状態になってから漢方薬を飲みはじめてもそんなに簡単には効いてきませんが継続することで徐々に改善してくるケースが多いです。

 

脊柱管狭窄症とは

様々な原因で脊柱管が狭くなって、脊髄や神経根が圧迫されることによって様々な症状が生じる疾患です。

脊柱管狭窄症の主な原因

本当にさまざな原因によって生じますのでここではおもな原因についてだけ書いておきます。

椎間板ヘルニア

ヘルニアがたまたま脊柱管内にある神経根を圧迫すると症状がでます。

脊椎すべり症

脊椎が前にすべることによって、脊柱管が狭まり、その中を走っていた神経根が結果として圧迫されると症状が出ます。

変形性脊椎症

骨棘によって脊柱管が狭まりその中を走っていた神経根が結果として圧迫されると症状が出ます。

後縦靭帯骨化症

脊柱管内にある後縦靭帯が骨化して肥大化することによって脊柱管が狭まり、その中を走っていた神経根が結果として圧迫されると症状が出ます。

黄色靭帯骨化症

脊柱管内にある黄色靭帯が骨化して肥大化することによって脊柱管が狭まり、その中を走っていた神経根が結果として圧迫されると症状が出ます。

 

脊柱管狭窄症の主な症状

両側または片側の下肢の痛みや感覚障害(感覚の低下・麻痺・痺れ感)、筋力低下などが現れやすいです。中でも特徴的なのは間欠性跛行(かんけつせいはこう)です。

間欠性跛行(かんけつせいはこう)

しばらく歩くと脚が痛くなったり、しびれたり、こわばったりして歩くことができなくなるのですが、しばらくしゃがんだり座ったりすると症状はすぐになくなり、また歩いたり立ったりできるようになるものを言います。
これは脊柱管の中の血流が狭窄によって悪くなっているため、その中を走行している神経に血液からの十分栄養や酸素がいかないために生じるのです。そのためしばらく休むと神経に血流が戻ってくるため回復するのです。
ただし、この症状は進行するに従って、連続歩行距離や時間が短くなっていきます。重症の場合は50mも歩かないうちに症状が強くなって歩けなくなったり、5分程度立つだけでも症状が出たりします。

稀にある症状

人によってですが、会陰部のしびれ感や灼熱感が出現したり、男性では疼痛を伴う陰茎勃起が生じる場合もあります。

 

脊柱管狭窄症と漢方薬による治療

脊柱管狭窄症は結局脊柱管を狭窄することによって中に走行している神経と血管を圧迫することによって神経が栄養障害を起こしているのと一緒のことが起きているのです。(正座した時に血流が悪くなって足の末端が痺れるのと原理は一緒です。それが脊柱という神経の沢山ある部分で起こっているだけなのです。そのため漢方ではその脊柱に走っている血管の血流を改善させること目標に治療します。ただし漢方の場合は特定の部位だけに作用させるというよりは身体全体の血流を改善させることによって結果として脊柱管内にある血管の血流もよくなるという風に考えるのです。そのため少し時間はかかりますが他の治療法に比べ安全で理にかなっていると思います。