患者さんとご家族の方がご相談に来られました。
お話をお伺いすると息子さんが、漢方百名店というサイトを見て来られたということでした。
漢方百名店の名前に恥じないように頑張らねば!!と思いました。
改めて患者さんにどのような症状か?をお伺いすると、息子さんが通訳的な形でお話してくださいました。
自分の母親は耳鳴りと難聴、それ以外にも沢山の症状があるそうですが、とにかく耳鳴りが酷くて苦しんでいるので、まずはそこを何とかしたいというお話でした。
今までにも耳鳴りに関しては、色々な治療を受けられたそうですが、どこに行っても全く良くならなくて、困っていたところ、百名店のHPを見つけてここでみてもらおうと思ったそうなのです。
また、お母さまは耳鳴りも酷いのですが、難聴もかなりひどいそうで、私の話していることが聞き取れないだろうということで、息子さんが一緒に来られたのでした。
そこで肝心の耳鳴りについてお話をお伺いすることにしました。
お電話でのご予約の際にも、耳鳴りの中で私が得意としているのは高音域の耳鳴りで、低音域の漢方治療はおすすめしないというお話はした気がするのです。
耳鳴りの症状のあるお母さまの年齢はもう80代後半なので、通常であれば、ジージーとかザーザーの低い耳鳴り音の方が多いのです。

ところがお話をお伺いすると、そういう音ではなく、耳で爆発物が爆発するような音だというとでした。
それでもう少し詳しく耳鳴りについてお伺いしたところ、パーン、ピーピー、ドンドン、シャラシャラ、とかシンバルが鳴るような高い音が1日中ずっと鳴っているそうなのです。
左耳も基本的に1日中鳴っているそうなのですがフンフンフンみたいな音でこちらは高い音ではないそうですが、酷くは無いそうなのです。
それ以外にも頻尿、むずむず脚症候群があるそうです。
それ以外に全身の痒みもあるそうです。
過去の病歴だと胃潰瘍や頸椎ヘルニア、手足のしびれなど言い始めるとキリがないくらい症状がおありでした。
そこで病歴や症状はこのくらいにして、この病気になった原因に関して心当たりが無いかをお伺いしました。そうすると・・・ストレスではないか?と言われていました。
耳鳴りが発症したのが約2年前で、3年前にとてもとても大きなストレスがあったそうなのです。
そして、もともとは関東にお住まいだったそうですが、息子さんの転勤に合わせてついてこられて、こちらには知り合いもおられないそうなのです。
確かに、ストレスがあり、それを発散するようなこともできない状況もあり、それが症状の強さに出ているように思われました。
ここから、さらに東洋医学的な問診やその他のチェックを行い、ストレスを緩和するような漢方薬の中から、この患者さんに合うと思われるような漢方薬を出してみることにしました。
ただし、正直あまりに色んな症状を持ちですし、耳鳴りの音も多岐にわたりますし、しかもその音があまり他の患者さんが言われないような音なので、半信半疑?でとりあえず1週間分お出ししました。

そして1週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・何も変わらないとの事でした。
感覚的な手ごたえも無かったので、また、前回お伺いした症状から、重要視するポイントを変えて、また漢方薬を変更してお出ししました。
そして1週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・今回も何も変わらないという事でした。
ただ、感覚的には前回に比べ多少近づいた?気がしたので、その漢方薬とニュアンスの近い漢方薬を出してみることにしました。
それでまた1週間後に来たいただきました。
そして1週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・
やっぱり変わらないという事でした。
でも、前回に引き続き何となく出している漢方薬が近づいてきている気がしたので、さらに、色々考え、前回お出ししたストレスを緩和する漢方薬に血流を良くする漢方薬を追加してみることにしました。
そして1週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・少し良いそうです。
どのように良いのかお伺いすると・・・
耳鳴りの音の大きさは変わらないそうですが、ここ2年間は毎日24時間ずっと大きな耳鳴りが鳴っていたそうですが、ここ1週間は静かになる時間が出てきたそうです。
良かった・・・
まだまだゴールには程遠いですが、漢方薬を服用して4度目の正直、やっと少し良い兆しが見えてきました。
※漢方薬の効果には個人差があります。
さらに
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