アトピー性皮膚炎の患者さんが来られました。
この方少し遠方からこらているのですが、この間までは2名で来られていました。
というのもお子さんもアトピー性皮膚炎で治療していたのですが、良くなったので治療を終了したのです。
最初はなかなか良くならずに苦戦したのですが、ようやく安定して全く薬を必要としないレベルまで完全してホッとしていたところでした。
そしてこの方に治療を専念しようと思った矢先、この方から衝撃的な話をされました。
実はこのお子さんの上にもう一人お子さんがいてそのお子さんの方が症状がひどかったのだそうです。
あまりにひどかったため学校を数か月休ませて、県外の病院に入院させていたそうです。
それで落ち着いてきたので病院を退院したそうなのですが、またしばらくして徐々に悪化してきているのだそうです。
自分の兄弟が漢方薬を飲んで良くなったのを見て自分もやってみたいといわれたそうなのです。
非常にありがたい話なのですが、この間まで治療してた子も結構治療が大変で右往左往しながら最終的にはなんとか良くなったのです。
しかもこの私が治療した子はこの兄弟の症状があまりにひどくてそれがストレスになって症状を発症したと親御さんが言われているのです。
それって・・・大丈夫じゃろうか?と広島弁で不安になってしまいました。
でも診てもらいたいということなので、とにかく頑張ってみることにしました。
そして今日来られたのです。
お母さんの方はかなり良くなった後、一時再び悪化したのですが、またうまくリカバーできたようで、症状は改善傾向です。
そこで今日はお子さんのアトピーを中心に見ることにしました。
まず問診してから、患部を見せてもらいました。
そうすると、足が特に良くないようです。
上の方は乾燥しているのに、下半身はどちらかといえばジクジクしています。
そこでカサカサとジクジクがある際に用いる漢方薬で可能性のありそうなものをチェックしていきました。
そうすると・・・!!これって・・・こないだまで来られていたもう一人の兄弟の子と薬が共通しそうなのです。
これって体質的な問題なのかな?
でも確かに皮膚の状態から考えると可能性は高いです。
量的な問題は体の大きさの違いもあるので異なると思いますが、基本的には一緒ものでいい気がするので、それを出してみることにしました。
まだ最初ですので何とも言えませんが、また1週間後に来られるので、また来られた際は続きを書きたいと思います。
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