今、うちの薬局には早発閉経の患者さんが5~10名くらい来られています。そのなかでもなかなか大変な患者さんがこの方です。
卵巣を手術で片方を全摘してもう一方も3分の1しかない早発閉経の患者さんです。確か若いころに卵巣嚢腫で片一方の卵巣を全部摘出したそうなのです。
あともう片方も時期は後ですがどうようの理由で摘出されたのです。そのためもともと卵の数が少なってきているうえに年齢も40代になってしまいいよいよ大変な状態になってしまっているのです。この患者さんは懇意にしている不妊専門で鍼灸治療をされている先生からのご紹介で治療を始めたのです。
最初はいろいろ変えてみたのですが、途中から処方が固定しました。そして処方が固定してから、FSHの値などの女性ホルモンの値は当初来られた時が80で、漢方を飲み始めて一気に半分まで下がりました。でも40程度では実際のところ妊娠に直結するレベルではなかったのです。
そこでこの方はその当時仕事をされていなかったので、神戸にある、自然周期を中心とした不妊治療を行ているクリニックを勧めてみました。
それからその方はそのクリニックの説明会に参加し、その神戸のクリニックに通うようになったのです。最初は週に2~3回も神戸まで通わなければならなかったのですが、それでも神戸に行くのが楽しいとは言っておられました。つづく