以前、別の相談に来られていた患者さんがご家族と一緒に再びご相談に来られました。

この一家の方は、家族だけでなく一族の方の多くが何かあればご相談に来られるのです。

話を戻しますが、この患者さんに関しては、前回ご相談に来られた時には慢性的な鼻づまり(慢性副鼻腔炎)に悩まれていてのご相談だったのです。

その時は身体を元気にして免疫力を上げてご自身でばい菌をやっつけれるようにして、副鼻腔炎を起こしにくくするような体質改善の漢方薬を1年弱服用していただいて、治ったのです。

そして、今のところ再発もしていないです。

そして、時々風邪を引いた際にも風邪の漢方薬をお出ししたりしているのです。

そして、今回のご相談ですが、最近、めまい、たちくらみが酷いのだそうです。

この症状は長時間続くわけではないそうですが、毎日のように症状が出ることと、症状が出た時の症状の出方が酷いと、帰宅するように先生から言われて、自宅にも連絡が来るそうなのです。

その結果、ここ最近は平均すると3日に1回は、授業の途中で家に帰ってきていてお母さんもとても困っているそうなのです。

漢方治療イメージ

しかも、このめまい。立ちくらみ、自宅では起こらず、必ず学校で起こるのだそうです。

では学校に行きたくないのか?というと、そういうことは全くなく、学校は嫌ではないということなのです。

謎です。

最初は病院の小児科に行って相談したそうですが、お医者さんからは、たぶん自律神経の乱れでしょうね、みたいなことを言われてお薬を出されたそうなのですが、病院で治療を受けても改善しないためご相談に来られたのです。

このお医者さんの話とご本人の自覚症状から起立性調節障害っぽいなとは思いましたが、病院では確定診断は受けていないので、漢方的に考えてお薬を出すことにしました。

そこで、めまい、立ちくらみ以外の症状もお伺いすると・・・

お腹が時々痛くなるそうです。

あと立ち眩みの際には、顔面蒼白になって冷や汗も出るそうなのです。

症状としてはそのくらいだそうです。

体質改善イメージ

ここからさらに東洋医学的な問診や東洋医学的なチェックを行い、この患者さんに合うと思われる漢方薬をとりあえず2週間分お出しして様子をみていただくことにしました。

そして2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

めまい、立ちくらみは全く出なくなったそうです。

お腹の痛みが時々でるそうです。

まだ服用して2週間で体質改善にはまだまだ時間はかかりますが、とりあえず症状が出なくなって良かったです。

さらに

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