このページは広島市西区にある漢方薬局ハーブスのバセドウ病(甲状腺機能亢進症)に関する情報ページです。
このページではバセドウ病(甲状腺機能亢進症)とは何か?、主な症状、病気と検査データの関係、漢方薬による治療について書いています。
ぜひ参考にしてください。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)とは
甲状腺機能亢進症とはその名の通り甲状腺という人体の代謝を促進させるホルモンを分泌する甲状腺が亢進した結果、
甲状腺ホルモン(トリヨードサイロニン、サイロキシン)の分泌が亢進し、エネルギー代謝が促進され、それに関わる臓器器官が過剰に働くことで諸症状を呈する疾患です。
甲状腺機能亢進症を起こす原因はバセドウ病、ブランマー病(甲状腺腫瘍による甲状腺ホルモンの過剰分泌)、甲状腺炎、甲状腺刺激ホルモン産生細胞腫瘍などがありますが、
最も多いのがバセドウ氏病であるため甲状腺機能亢進症=バセドウ病と考えるのが一般的です。
バセドウ病は女性男性に比べ女性の発症率が5倍と圧倒的に多い疾患です。
そしてバセドウ病は自己免疫疾患ですが、原因ははっきりとはわかっていません。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の症状
自覚症状として、イライラする、発汗、動悸、微熱、体重減少、頻脈、手指のふるえ、疲労感などの症状があらわれます。その他、甲状腺の腫れ、眼球突出(目がぎらぎらと輝いて突きでてくる)、女性では月経異常などがみられます。また理解力や集中力の低下、精神不安定、不眠などの神経症状や、暑さに弱くなる、少し動いただけで息切れがする、などの症状もあります。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の所見
若い人の甲状腺機能亢進症の特徴
①動悸②甲状腺の腫れ③眼球突出
以上の3つの特徴がそろっていることが多い
老人の甲状腺機能亢進症の特徴
上記の3つの特徴がそろうことは少なく、体重減少のみのことが多い
甲状腺機能に関わる検査値
甲状腺ホルモン
T3:トリヨードサイロニン(0.7~2.1ng/ml)※検査の正常値の値は病院によって若干異なります。
T4:サイロキシン(5.0~13.0µg/dl)
フリー甲状腺ホルモン
FT3:フリー・トリヨードサイロニン(3.0~5.8pg/dl)
FT4:フリー・サイロキシン(0.85~2.15ng/dl)
甲状腺刺激ホルモン
TSH:(0.3~4.0µU/ml)
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と漢方薬
甲状腺機能亢進症に用いる代表的な漢方薬
実証
柴胡加竜骨牡蠣湯など
中間症
小柴胡湯
半夏厚朴湯
加味逍遙散など
虚証
炙甘草湯など
治療を受けられた患者さんの声
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)と言われましたが甲状腺の数値が正常値になりました!!
以上が広島市西区の漢方薬局ハーブスのバセドウ病(甲状腺機能亢進症)に関する情報でした。
基本的な内容は変わりませんが、関連するブログや治癒した体験談などがあれば随時更新していく予定です。