めまい、気分が塞ぐ、だるい、掌がこわばる、体重が増加するetc等の更年期障害の患者さんが来られました。

前回までの漢方薬の服用で、めまい、気分が塞ぐ、だるい、などの症状はほぼ無くなったのです。

しかし、掌(手の指)のこわばり(特に朝起きたとき)と体重の増加(今までと同じ生活をしているのにもかかわらず、1ヶ月で3kgくらいのペースで増加する。

運動しても完全に体重増加を止められない)は改善せず、これは別の問題のようで、新たに別の漢方薬を追加する必要があったのです。

そこで、今回は、掌のこわばりと体重増加を改善させるための漢方薬を探してみることにしました。

更年期障害の反応の出てくるツボを使って、身体の状態を漢方的な視点で再度チェックし直し、この患者さんに合う漢方薬を探しました。

かなり、時間がかかりましたが、何とか合いそうな漢方薬の組み合わせを見つけました。

そして、その漢方薬を今まで服用されていた漢方薬に併用してもらうことにしました。

そして、1週間後に再度来ていただくことにしました。

そして、1週間後来られた際に調子が良いということだったので、今度は2週間後に来ていただくことにしました。

そして2週間後、こられた際に様子を伺いすると、今度はめまいの方が少し出てきているそうです。

そこで前回、お出しした漢方薬を再度チェックしてみると・・・めまいの方の漢方薬が少し合わなくなってきているようでした。

そのため、この漢方薬を少し修正して再度、めまいなどのためのものと、体重増加を止めるための2種類の漢方薬を服用していたことにしました。

そして、また一週間後に来ていただいて様子を伺いすると、ご本人の自覚症状はするほど悪くなかったのですけれども、どうも体重増加の薬がまた再び合わなくなってきている反応が出ていました。

そのため体重増加の方の漢方薬をまた修正してお出ししました。

このような薬の調整をさらに何回か繰り返しました。

そしてようやく先週の土曜日に全ての症状が消失しました。

更年期障害の症状消失イメージ

そして再度、めまいや気分がふさぐ、だるい、手がこわばる、体重が増加する、に関わるツボの反応を全てチェックしてみたところ、それらの症状の反応は全て消えていました。

そのため、とりあえず漢方薬一旦終了して様子を見ていただくこととしました。

今回の更年期に関しては、症状がものすごく多く、使わないといけない漢方薬の種類も多かったので、非常に苦労しましたが、症状が全て消えてよかったです。

ホッとしました。

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