不妊治療に来られている患者さんから、ここ最近夜中にホットフラッシュ?(急激に熱くなる)症状が出てなかなか寝付けないし、何度も起きるという話をお伺いしました。

ただ、この方まだ30代前半で、そんな更年期になるような年齢ではありませんし、恐らくですが、排卵障害があるので更年期の訪れる時期はむしろ、普通の患者さんよりも遅いのではないか?

と思うのです。

そしてちょっとだけですが、更年期の反応の出てくるツボの反応もチェックしたのですが、特に問題は感じませんでした。

不思議に思っていると患者さんから、気になっていることが2つあるとのこと。

一つは1か月前からよもぎ蒸しを始めたそうです。

二つ目は1か月前からペットボトルのトウモロコシ茶を飲み始めたそうなのです。

これ、常識的に考えると、どう考えてもよもぎ蒸しの方が怪しいです。

というのも、よもぎ蒸しに使われている薬草はほとんどが漢方生薬なのです。

よもぎ蒸しは韓国発祥の民間療法なので日本の漢方理論はちょっと異なるのですが、使われる生薬は共通している部分が結構あるのです。

最近の日本でよもぎ蒸しに使われている生薬はお店によって多少異なるのですが、基本、婦人科によく使うものが組み合わされているのです。

そのため、この生薬の配合が患者さんの体質に合わなければ、更年期っぽい症状がでてきてもおかしくはないのです。

一方、とうもろこし茶はこれも韓国ではポピュラーな飲み物で、日本の麦茶以上によく飲まれていると思います。

私も、昔は母が韓国物産展に行ったときには買ってきて、麦茶の代わりに飲んでいました。

そのため、私も1か月くらいは連続で飲んだことが何度もありますが、そんな症状がでたこともないですし、特別な症状が出るとは考えづらいのです。

漢方理論で考えても、コメなどの穀類と比べて、利尿作用があるくらいだと思います。

そのため、よもぎ蒸しが原因かな?と思いました。

そこで、患者さんが止めてみて様子を見てみると言われたので、次回、教えていただくことにしました。

そして、2週間後・・・の前に、お話しすることがあったのです。

その際に患者さんから、とうもろこし茶を止めたらホットフラッシュが無くなったと言われるのです。

「え?」と思いましたが、実際、トウモロコシ茶を止めたら数日で症状が治まってきたというのです。

う~ん・・・にわかには信じられません。

そして改めて2週間後に来られた際に、再度お伺いすると、やはり、トウモロコシ茶を止めてからはホットフラッシュの症状は出ていないとのこと。

そして、それ以外には何も変えていないとのことでした。

私が若干納得いっていないのを察したのか、そのペットボトルのトウモロコシ茶に入っていたものを調べて教えてくれました。

そうすると、トウモロコシ以外に小豆と黒豆が入っているそうなのです。

それを聞いて納得しました。

恐らく原因はトウモロコシではなく黒豆です。

黒豆茶はひとによってホルモンバランスを乱すことがあるのです。

私の患者さんにも過去、黒豆茶を飲み始めてから基礎体温が乱れた人がいました。

確定するのは難しいですが、今回は黒豆茶の可能性が高いのだと思います。

いづれにしろ、こんなもの?というようなものでも続けて服用すると、薬のような作用を出すことがあるということです。

不思議ですね。