世の中には子宝・子授け神社といわれる神社やお寺がたくさんありますが、困った時の神頼みということで不妊治療(不妊症)を受けている患者さんはかなりの頻度で持っています。

人によっては10個以上も持っている方もおられます。

それを持つようになったきっかけも人それぞれで、知人や親せき、親・兄弟などからもらう人もいれば、自分自身やご夫婦で直接お参りしてもらってくるケースもあります。

そのもらってくる経緯に関してどうこうということはありません。

ただ私が気功を使ってこれらのお札などをみていると、子宝にいいといわれるお札の中に本当に気(パワー)を感じるものと感じないものがあるということです。

それには2つの可能性があります。一つは子宝に良いといわれているのはその神社などの経営的な戦略でそこのご神体の御利益は別のものである可能性。

たとえば住吉神社が不妊にいいといわれたとして、住吉神社はもともと航海安全や産業育成などを守護されるので不妊が本当に得意なわけではないはずなのです。

たまたまそこに参った方が妊娠されると子宝にいいといわれたりする場合もあるのです。

あともう一つはお札には文字か図形が中に描かれているのですが、そこに神様の力を封入しないといけないのです。そ

れをされているのが神社の神主(宮司)さんなのです。

この神主さんがこの力を封入するのには祝詞を唱えるはずなのですが、おそらくその過程をを省いている方がおられるのではないかと思うのです。

(あくまで推測です。ほとんどは大丈夫だと思います)

そしてこの力が封入されているとして、もう一つ問題があります。日本には神様がたくさんおられます。

そうすると神様によって患者さんとの相性が異なったりするのです。

相性のいい神様もいれば、そうでない神様もいると思います。まなじ力のある神様のお札を持っていて、それが自分自身と相性が悪いと逆効果になる可能性もあるのです。

この間の土曜、ご夫婦で来られていた不妊治療の患者さんがそうで、なかなか合う薬が見つけずらく、二人ともわかりにくいのです。

二人のうち一人がわかりにくというケースはよくあるのですが、二人そろってというケースはほとんどないのです。

最初は自分の調子や技術の問題だと思ったのですが、ちょっと気になって聞いてみると・・・二人で有名な子授け神社でお払いとお札とお守りをもらったそうです。

そのお守りを見せてもらうと・・・お二人のわかりにくい気の感じそのままでした。

多分これこのお守りの力なのだと思います。

こういうのっていい方に行けば確かに妊娠するのかもしれませんが、今回に関してはちょっと難しいように感じたので、今回はちゃんと神社のルールにのっとってお札とお守りを返してもらうようにお願いしました。

こういうこともとても稀ですがあります。

とても不思議です。