43歳の高齢の不妊治療を受けられていた方がこの間、人生で初妊娠されたのです。

高齢ということもあって、体外受精との併用だったのですが、今まで何年も何年もトライしてきて初めてだったのですから、正直驚きまし緊張感も出ました。

というのも高齢でも不妊治療で妊娠される方は意外にいるのですが、妊娠を維持するのが高齢の不妊治療患者さんの場合難しいのです。

そのため、すぐに流産止めを出しましたが、これは高齢とは関係ありませんでした。

そしてこの高齢の不妊治療の患者さんが妊娠してから毎週チェックしたのですが、8週目で残念ながら心拍が消えてしまいました・・・

ただ、1度妊娠した場合、さらに不妊治療を続けて行くと、高齢であっても妊娠しやすくなってゆくのです。

しかし残念ながらこの方の場合はご主人の仕事の関係でもう広島で不妊治療をすることができないそうなのです。

うちの漢方薬を服用し始めてまだ半年にも満たず、まだまだ改善の余地があっただけにとても残念です。

高齢になると不妊治療もどこかで踏ん切りをつけなければなりません。

その境界をどこに引くのか高齢の不妊治療の患者さんの場合特に難しいのです。

高齢を何歳で区切りをつけるか?色々悩むところがあるのです。

でもこの高齢不妊治療に関してはご夫婦でしか決めることができない問題です。

実際、高齢の患者さんから何歳まですればいいか聞かれることもありますが、高齢の限界が何歳なのかは私にもわかりません。

6~7年前は40歳が高齢だと思っていましたが、ここ3~4年は43歳くらいかなと思っています。

自分の治療技術の向上によって40歳を超えた高齢でも不妊治療によって妊娠できるということは経験済なのですが、いくつまで高齢の不妊治療が可能なのかはわかりません。

それはごご本人と夫婦でしか決めれないことなのです。