最近思うのですが、乳児のアトピーの治療が昔に比べて難しくなっている気がするのです。

ひょっとしたらたまたまかもしれません。

最近は以前に比べ口コミの方が圧倒的に増えてきたので、うわさで以前よりより難しい患者さんが来るようになっていることもあるかもしれません。

また以前より知識も増えてきているので、薬の使い分けを細かくしている分だけ、細かく観察しすぎてそう考えてしまうのかもしれません。

今見ている乳児の患者さんはお母さんもアトピーで以前治療していたのですが、お母さん以上に大変です。

乳児湿疹の症状がオンパレード状態なのです。

顔も汁が出て、掻き壊していて、頭皮も掻いています。

お腹も背中も赤く、手も足にも出ています。出ていない部分はほとんどないくらい出ています。

それでも最初に来た頃いくらべると良くなったと家族の方は言われているのですが、それでも正直ひどいです。

僕も地道に努力しているので少しずつはレベルアップしてきているのですが、それを上回るくらい難しいです。

この間出した薬は自分的には完ぺきと思ったのですが、確かに背中はずいぶんよくなったのですが、代わりに顔に出てきたのです。

そこでいったん薬を休んだら、今度は再び背中に出てきたのです。

そのため再度勉強しなおし、この赤ちゃんに合う漢方薬を探してみたのです。

そうすると、今度こそ!!と思える薬の組み合わせを見つけました。

今回は背中にも顔にも効くはずです。

しかし昔はこんな処方の組み合わせは使わなかった気がします。

(そもそも昔はそんな複雑な薬の組み合わせはしな方というのもありますが・・・)

まあそれでもとにかく良くなること大事です。

この赤ちゃん僕になついているので治したい気持ちが強いのです。

でもあまりそういう思いが強くなると主観的になりすぎて治療がうまくいかなくなることがあるので注意が必要なのです。

とりあえず次回どうなっているか・・・です。

 

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