アトピー性皮膚炎・湿疹はどこにでもできますが、人によって出る部位が異なったりします。

そして出る部位には完全ではないですが、若干の傾向があります。

その傾向によって用いる漢方薬が異なったります。

しかしアトピー性皮膚炎は複雑なのであまり決めてかかると良くないこともあるのです。

顏にアトピー性皮膚炎や湿疹が出る原因

一般的な顏にアトピー性皮膚炎や湿疹が出る原因

他の部位と比べ顔にアトピー性皮膚炎が出やすいのは、特に目の周りなどは他の組織と比べて皮膚組織の層が少なく、薄くなっている分、刺激に弱いといわれています。それ以外に、人にもよりますが、化粧や洗顔料、シャンプーやリンスなど、身体の皮脂を奪うようなものを使う頻度が高く、なおかつそれを弱い刺激にしろ都度落とす必要があるため、皮膚の表面を通常の皮膚組織に比べ痛めやすいという傾向があるのです。

漢方から見た顏にアトピー性皮膚炎や湿疹が出る原因

漢方的に見るとアトピー性皮膚炎や湿疹が出る原因は生活習慣によるものよりも体質的な要因が多いと考えるケースが多いと思います。
それを生じさせる原因としてはもともと持っている体質的な問題に加え、血流の問題や精神的な問題、食生活なども関係しています。

性別から考えられる顏にアトピー性皮膚炎や湿疹が出る原因

特に女性に関してですが、月経の前後に悪化する場合は、女性ホルモンのバランスが影響していることがあります。

症状の出方から考えられる顏にアトピー性皮膚炎や湿疹が出る原因

アトピー性皮膚炎や湿疹の人はほとんどの場合ねる前から寝ているときに最も痒くなるのですが、それ以外で日中に突発的に痒くなるときには自律神経が原因となってることもあります。

季節による調子の変化から考えられる顏にアトピー性皮膚炎や湿疹が出る原因

秋~冬に悪化する場合は乾燥が関係しており、夏に悪化している場合は汗が関係している場合が多いのです。

顏のアトピー性皮膚炎に用いられる代表的な漢方薬

顔のアトピーだからこれと決まっているわけではありません。実際にはどういう原因で悪化するのかとその方の持っている体質などによって用いる漢方薬は異なってきます。ここで書いているのはあくまで一般的な話なのです。
黄連解毒湯・・・赤みが強いときに使います
清上防風湯・・・赤みに化膿も加わっているような場合に用います
桂枝茯苓丸・・・冷えのぼせの症状や、血行不良、足先の冷えなどがある場合に用います。

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