にきびの患者さんの中にはニキビを気にしすぎるあまり、ニキビに対して過剰に対処しすぎているケースがあります。

簡単にいえば触りすぎなのです。さわり過ぎとは単にいじるということではなくて、過剰なスキンケアの結果として刺激しすぎているということです。

中でも洗顔のし過ぎは皮膚にとって必要な皮脂を過剰にとりすぎ、さらにやりすぎれば、その下の角質層も取り除いてしまう可能性があり、そのけっか、ちょっとした刺激に対しても敏感に反応してしまうようになります。

つまりちょっとした刺激で赤みが出たり、その部分から外的な刺激が入りニキビ・吹き出物がかえってできやすくなったりします。

その最も最たるものがピーリングなのです。ピーリングで悪化すると、皮膚がピーリングに対して回復するのに最低でも半年程度はかかります。

それ以外に本来のニキビ治療も必要であるため治療がやや複雑になるのです。ピーリングは本当に皮脂分泌過多でなおかつ皮膚の丈夫なタイプの方でないと後々が大変になります。

これは最後の手段にすべきだと思います。これを行う前にできるだけのことをしてみることをお勧めします。